獣医師日記

今年もノーベル賞の季節がやってまいりました!
嬉しいことに今年の医学生理学賞はチェックポイント阻害剤の生みの親、本庶教授が受賞されました♡

2月の獣医がん学会のブログにもちょこっとだけ書きましたが、チェックポイント阻害剤というのは、狡猾な癌細胞ががんを攻撃する生体の免疫機能にストップをかけてがん細胞自体が壊されないようにしているシステムを解除する薬です。
抗がん剤でも放射線治療でもなく、患者さんみずからのがんを攻撃する免疫機能自身ががんを治療するという、今まで誰も考えなかったすばらしい治療法です。

ヒトでは悪性黒色腫(メラノーマ)や肺がんなどの治療に使われつつあります。
たいへん高額な治療でもあり、また出てくる副作用も結構な物なのでわんちゃんへの適応は悩むところですが、今後ジェネリック等出てきたら考えたい治療のひとつでもあります。

 

そしてノーベル賞の時期になると楽しみなのがコレ。イグノーベル賞(^○^)

『笑い、そして考えさせられる』業績に対して贈られる賞、というのがコンセプトで、ノーベル賞のパロディみたいなもんです。12年連続で日本人が受賞しているということでも話題になってます。

今年の医療教育賞は昭和以南総合病院 内科診療部長・消化器病センター長 堀内朗先生です♡
受賞内容は大腸内視鏡検査の手技方法の検討なのですが…..先生曰くこの方法がいちばん痛くないと….
なんと!!先生みずから自分で自分の大腸に内視鏡入れて検討されたそうです!!

上の受賞スピーチは会場中の大爆笑をさらってましたが、大腸内視鏡の患者さんへの苦痛を最小限にするためにとても一生懸命考えられた研究だと思います。

フルフル