パル日記

2016.10.19

お口の話

こんにちは。最近、湿気でクセ毛の私にはツライ季節になっており、毎朝ブルーな気持ちになってしまう片岡です。

 

今回は人と犬のお口の中の違いについてお話しようと思います。

人は歯磨きをしないと虫歯になるとよくいわれますが、犬も虫歯になると思いますか?

実は、犬は虫歯にはなりにくいんです!

その理由は、人と犬の口の中の環境や歯の形の違いです。

 

人と比べて犬が虫歯になりにくい理由は

・口の中がアルカリ性なので虫歯菌が繁殖しにくい

・唾液にアミラーゼ(デンプンを糖に分解する酵素)が含まれない

・歯が薄く尖っているので、虫歯菌がたまりにくい

というものがあげられます。

%e7%84%a1%e9%a1%8c

では、犬に多い口内のトラブルとはなんでしょう?

最も多いのは「歯周病」です。口の中の細菌によって歯の周辺の組織に炎症が起こってしまう病気です。

その細菌の住処になってしまうのが歯垢や歯石です。

犬の口内はアルカリ性なので虫歯菌はたまりにくいですが、歯石がつきやすい状態になっています。

%e7%84%a1%e9%a1%8c2

歯垢が歯石に変わる時間は人間は約25日、犬は約3日といわれています。
歯磨きは歯垢をとることはできますが、歯石をとることはできません(:_;)

おうちで歯磨きできないよ… 最近口のニオイが気になるかも?
という方は一度獣医さんに確認してもらいましょう!
歯磨きの仕方や歯石の治療をご提案できるかもしれません!

片岡でした。