パル日記

2015.09.27

無麻酔CTに新たなグッズ

こんにちは、大浦です。
今回はCT検査で用いる固定具を手作りしてみましたので、そのご紹介。
発案はCT主任の宮本先生からでした。宮本先生は毎月鹿児島大学に行き
大学に集まる症例でCTの画像診断やその手法などに触れ、当院に還元してくださっています。
今回私が作成した固定具も宮本先生が鹿児島大学で実際に使用している無麻酔でのCT検査の
様子をご覧になり、当院でも活用できるとして入社時から用務員係でもある私に声をかけてくれました。
私、以外にもこういう物作りが好きなんです
道具は栽培用のプランターと牛皮の布、あとはちょっとした道具
先日、実家に帰省して作成してきました。
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プランターの側面と前方、後方の計4箇所に穴を作ります。
切れ味の鋭いノミで正方形に切断していきます。結構力のいる作業
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研磨で切断面を滑らかにした後、ペーパーヤスリで更に磨き上げ動物にも人間にも怪我がないように
していきます
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動物を四つん這い状態に制御したいのでプランターの上に牛皮を被せ、適度な張りを持たせます。足を入れる穴を開け、ピンで外周を固定して完成!
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横に開けた穴は動物の足が見え、無麻酔CT時に造影剤など注入する際に容易に作業が行え、また動物の体勢の確認が足の出方でわかるようになりました。
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今回は父の協力もあり様々の機械を貸してもらい作業しました。実家でこのような工作を行ったのは
十数年ぶりではないでしょうか。
当院に持ち帰り現在活躍しています。既に数症例の無麻酔CT検査で活用しました。
機会があればその様子をまたアップしたいと思います。