獣医師日記

皆さんはPEGチューブ(胃ろうチューブ)、またはPEG-J(経胃空腸チューブ)という言葉を聞かれたことがあるでしょうか?
わんちゃんやねこちゃんでは腎不全や口・食道・喉頭・胃腸などのがん闘病期に、食事が口から食べ辛い場合に、胃や腸へ直接食べ物を届けてあげるための栄養サポートとしてこれらのチューブを使うことがよくあります。

パルではMILA PEG(バンパー型)、ガストロボタン(バルーン型)、マッシュルームカテーテル、そして空腸チューブの4タイプを疾患に合わせて使い分けてます。
今回は胃に大きな疾患があった患者さんにPEG-Jを使うことになったので、胃へのチューブの刺激を避け、空腸に直接ごはんを通せるようにちょっと工夫してみました。

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大きいサイズのマッシュルームカテーテル(PEG チューブ)の中に細く長い空腸チューブを通しダブルカテーテルを製作してみました。
下の図は人間のPEGとPEG-Jです。今回設置したのは右の図のようなイメージでと思っていただけたらわかりやすいかもしれません。

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PEGチューブはお腹を手術で開けずに内視鏡で設置することが多いのですが、今回は胃の疾患の切除生検も兼ねていたので開腹下で行っています。

PEGやPEG-Jを設置した場合、体の左側、ちょうど胃のあたりでチューブを体の外に出して外からごはんをチューブに注入してあげるのですが、このチューブを装着したときは長く使うのが目標になるので、チューブをひっかいたりかんだり引っこ抜いてしまわないように防御するためにはエリザベスカラーではなくペグチューブ用のポケット付きお洋服を着て頂くことが多いです。

よくお勧めするのがオーダーメイドの犬の洋服屋さん みかんとリンゴのお店。サイズ測定して色柄選んで可愛いピッタリのペグチューブ服を作ってくださいます(ねこちゃんも対応してくださってます)
今回は以前ブログで紹介した飼い主さんから寄贈していただいた手作りPEGチューブ服がサイズがぴったりだったので、ちょっと手直しして使っていただきました。
チューブもダブルチューブで重くて長めなので、チューブ収納ポケットを100円均一の大きめのポーチを使ってカスタマイズしてます。
(ちなみに着用モデルはマネキンと柊です(;一_一)

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ポーチと服の間にチューブを通すトンネルを作ってます。

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フルフル

 

 

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