獣医師日記

今日の腫瘍は『平滑筋腫』
良性の腫瘍ですが膣や腸にできてとても大きくなる腫瘍です。
どのくらい大きくなるかというと…

DSC_2314ファニー腫瘍

これはずいぶん前に摘出した腫瘍ですが、14kgぐらいのわんちゃんにこれだけ大きな腫瘍が形成されていました。膣から発生した平滑筋腫です。
女性ホルモンの影響で発生することがよく知られている腫瘍で、避妊手術をしていない、もしくは避妊手術の時期が遅かったシニア期の女の子のわんちゃんでときどき見かけます。

 

同じ種類の腫瘍ができた患者さんを久しぶりに見かけましたのでご紹介させていただきます♡
今日の患者さんはチワワのリリちゃん♡
シニアのチワワちゃんですが、便が出にくいとのことでいらしてみたら外陰部に大きな腫れが(>_<)
CT撮ってもらうとこんな感じ(;一_一)
※緑の線で長さを測定しているところが腫瘍です。その上にあるのは結腸。

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血管が腫瘍の周りにびっっっちりくっついている恐ろしいCT像ですが、この位置は平滑筋腫の好発部位ですし、何よりコレ取ってあげないとウンチはおろか将来的にはおしっこも出にくくなる可能性があるので飼い主さんを説得して手術させて頂きました。


尻尾の下から股の間にかけて、毛を刈っているところの中に腫瘍があります

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摘出するとこんな感じ

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CT所見どうり、腫瘍の周囲に細かい血管がたくさんある腫瘍でしたのでしっかり止血して剥離しながら、なおかつ膣や直腸を傷つけないように気を付けての手術でした。
病理検査は予想どうり良性の平滑筋腫でした。よかった!

最後に手術頑張ってくれたリリちゃん♡(右側の子です)

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フルフル