腹腔鏡治療例

腹腔鏡下肝臓生検(肝生検)

肝臓生検とは、直接肝臓の一部組織を取りその組織を病理学的検査にかけ

肝臓の構造変化(血管・胆管の発達具合や異形成)や先天性もしくは後天性による肝臓の異常など病気の診断に必要な情報を得る検査です。

 

肝臓生検は肝臓から直接組織を採取するため、本来ならお腹を10センチ程度開く必要がありますが当院では腹腔鏡下で行なう事により、お腹の傷は5ミリ程度のものが2ヶ所のみの小さな傷で出来る検査になっています。

 

さらに目視下で肝臓・胆のうの状態(色・形など)の確認もしっかり行うことができます。

執行ミミ

お腹を開けない検査のため時間の短縮 痛みの軽減 術後の回復の早さ 体温の維持

痛みが少ないことにより必要麻酔量を最低限にでき麻酔によるリスクの軽減など

患者さんに負担の少ない体に優しい検査になっています。

 

肝臓生検は

血液検査における肝臓の数値の異常=肝臓生検をすぐに行うというわけではありません

 

肝臓の数値に異常がある場合に行う検査ではありますが

肝臓の数値が異常をきたす原因は多くあります

・食事性ではないか?

・胆嚢の異常や腫瘍ではないか?…etc

そのため、健康チェックなどの血液検査で肝臓の異常が発見された場合

原因追究のために血液検査以外にエコーやレントゲン検査(必要があればCT)など画像診断を行います。

それでも診断がつかない場合肝臓生検が有効な検査になります。

 

今までは開腹下での肝臓生検が一般的でそれには強い侵襲が伴うため

有効的な検査ではありますがあまり勧められてきた検査ではありませんでした。

ですが、腹腔鏡下で行うことにより低侵襲で行うことのできる検査になりました。

リスク・侵襲度合いなどが大幅に低くなったため

検査を勧める獣医師としても飼い主様(動物さん)としてもハードルが低くなり受け入れやすい検査となっています。