2012.05.30
こんにちは、久々のアッキーです!
最近暑くなってきましたね・・・熱中症には充分お気を付けください
今回は少し前の出来事を紹介します。
可愛い笑顔のエルちゃん、お母さんの目を盗んで生のお肉を食べてしまったとのことで来院されました。
お肉を包んでいたラップごとむしゃむしゃ。
消化管に詰まっては一大事!と慌てて催吐処置に入りました。
レントゲンで確認するとお腹はお肉でいっぱい
写っている体の中央部分のもやもやが胃です(右画像)
吐いた物の中にラップも一枚分きれいに出てきてくれました。
(左画像)
テーブルから目を離した隙にうっかり・・・なんてことには注意して下さいね。
エルちゃん、ご協力ありがとうございました
2012.05.29
こんにちは、そうまです
今日はブルドックのポンプ君の紹介です
生後2ヶ月のポンプ君は本日ワクチン接種でご来院されました
かわいいですね~この幼気な顔がたまりません
無事にワクチンを終え、待合室で会計を待っているポンプ君
(すでに貫禄漂うポンプ君です)
っとそこへ、ポンプ君を発見された院長先生の登場です
!!
(院長先生は短頭種がお好きなんですよ)
ポンプ君の飼い主様と偶々居合わせた別の飼い主様を交えて
院長先生の短頭種講座の幕開けです
ポンプ君と私はカメラ目線 古沢先生も登場です!
最後にもう一枚写真です
これからのポンプ君の成長が楽しみですね!!
大きくなってまた登場してくれるかな?
お父様、ポンプ君、ご参加ありがとうございました
2012.05.27
本当のところは咬まれちゃったなんて、かわいいもんじゃないのですが…..
先日の午前中の診察中、大変な急患さんが飛び込んでいらっしゃいました。
ご自宅前の歩道で、通りすがりの犬にお腹を喰いちぎられたチワワちゃんが来られたのです。
(ちなみに、咬みついた茶色の中型のわんちゃんは、自転車に乗った飼い主さんと一緒に逃げていって
しまったそうです。パルのご近所での事件でしたので、この辺の方はくれぐれもお気を付け下さい)
来院されたときは↓の画像のような、腸が飛びでてショックをおこしている状態でしたので、そのまま
緊急手術です。
※血が苦手な方は、絶対画像をクリックしないでください。
とりあえず、毛刈りして、泥と砂にまみれた小腸を大量の生理的食塩水で洗浄します。
腹筋が食いちぎられちゃって、無くなってます。
このままでは、腸がお腹の中に収まりません…..
というわけで、人工腹壁を使います。
以前も会陰ヘルニアなどで使ったことがあるメッシュです。
破けてる範囲がひろいので、二枚を縫い合わせて一枚にして使用します。
痛々しい姿ですが、この後無事麻酔から目覚めてくれて本当に安心しました…..
今は傷もこのくらい小さくなって、元気にしてくれています!
あのとき、診察&手術の順番を譲って下さった飼い主様、本当にありがとうございました。
ふるふる
2012.05.26
2012.05.26
2012.05.21
こんにちは!
・・・お久しぶりですみません有さんです。
パルのホームページがリニューアルして盛り上がってきましたね
がんばって更新していきますので今後ともよろしくお願いします。
さてこのイケメン君は皆様ご存知の・ライアン君です!(あ、うちの犬です
)
先月ついに去勢手術をしました!
当院では麻酔前に血液・心臓の検査を必ず行いますが、
なんとライ君,心電図と心エコー検査で軽度の異常が見つかってしまい
2週間ほどお薬を飲んで手術に挑み、無事終えました!
先代の犬の時も思いましたが、確認のための検査って本当に大事なんだなあと思いました。
(先代の子はフィラリア検査と一緒に健康チェックで血液検査をしたときに異常が見つかり、
結果肝臓に腫瘍があることが判明したので・・)
元気に見えても、若くても、何か異常があることってあるんですね
ライ君の場合はまだ軽度の異常なので経過を見ていくつもりです。
4歳という若さで歯石がもうついていたので、一緒にスケーリング(歯石取り)もしました!
超音波スケーラーで歯石を取るのですが、結構大変な作業なんです
きれいになりました
これからは歯石がつきにくいようにしっかり歯磨きしていく予定です!
歯磨きって大変ですよね・・・結構嫌がる子が多く、飼い主様からよく相談を受けます。
わんちゃんにとっては歯磨きという概念や習慣はないので何されるんだ?と思ってることでしょう。
したがって歯磨きしようと意気込んでみたけど怖がって(驚いて)させてくれない・・
しつこくして余計口を触らせてくれなくなった というケースになってしまうことがあります。
よくお話させて頂いてるのが、(以前大阪に勉強会に行ったときに歯科で有名な先生がおっしゃっていた)
歯磨き=楽しいこと!
と認識させることが最も重要なことなんです。
わんちゃんにとって、口元を触らせるのは信頼している相手にだけ
したがって歯磨きには基本信頼関係がないと成り立ちません。
何かおやつ・ご褒美をあげるとき、遊んであげてるときなど
楽しいことをしているときに口を触ることに慣れさせていきましょう。そして褒める!褒めちぎる!
だんだん慣れていったら歯磨きグッズ(歯ブラシ・歯磨きペースト・グローブなど)
を使って、歯磨きにチャレンジしていくといいと思います。その時もとにかく褒める!
口に触れる=楽しいこと=褒められる! わんちゃんは賢いので学習してくれます。
嫌がったときはその時点でやめて下さい。歯磨きを嫌なイメージで覚えてほしくないからです。
時間はかかるかもしれませんが、繰り返すことできっと歯磨きに慣れてくれると思います!
特に成長期の子犬さんは今!口を触らせることに慣らすためにも大切な時期です!
今慣らすことが今後とても重要になってきます。
もちろんパピークラスでもマエダマッキーがしっかり教えてくれていますよ
ちなみにうちの子も初めは歯磨きが嫌いでしたが、この方法でだいぶ触らせてくれるようになりました
ちょっと長くなってしまいました、読んで下さってありがとうございました! 有さんでした
2012.05.20
今回は腫瘍ではないのですが、ちょっと珍しい病気の子です。
先月ぐらいから、両耳の端が真っ黒に硬くなってどんどん広がってきたとのことで診察に来られました。
よく見ると、耳の一番とがったところがミイラみたいになっています。
白い毛のねこちゃんでこの部分に炎症があるときは扁平上皮癌(もしくは前癌状態)も考えとかないと
いけません。
壊死部分と正常な耳の境目は、炎症を起こして痛そうでしたので、切除してから切った部位を病理検査して
白黒はっきり付けよう! ということになりました。
ネズミをよく捕りそうな、大きなお耳をしています。
ちなみにこの子、睾丸がひとつ下りてきていなく(陰睾といいます)て、他院で開腹手術したけれど
お腹の中の睾丸が見つからず、しかもまださかりが続いている、という経歴の持ち主でしたので、
耳の手術のついでに去勢手術もします。
どこに睾丸あるの?と思われるでしょうが、実は、よーく触診すると鼠径部にタマタマが…..。
(私が指でつまんでるとこです)
エコー検査で確認はしますが、触診は大事です!
睾丸は外にぶら下がっているものに比べると、この子のような皮下陰睾は4倍、お腹の中にある睾丸
は9倍も癌化しやすく、しかも精巣癌はたいがい悪性なので、取り残すことはせっかく手術を決心して
下さった飼い主さんや患者さんにとって、とてもよくないことだと思います。
では、お耳の手術の画像です。
血が苦手な方は、絶対に画面をクリックしないでね。
鎮痛処置をしてから、一気にスパッと切ります。
耳はギコギコ切ってしまうと、何というか、術後の傷口があんまりキレイではなくなってしまうので…
左右対称になるように切ってあげて、あとは可愛い感じになるように微調整します。
耳は顔の中でも目立つパーツなので、特に気を遣ってあげないといけません。
できあがりは、こんな感じ。
病理検査の結果は『壊死』でした。
冬場にダックスとかチワワとかが血管炎や血栓なんかで耳の縁が壊死してとれてくることが
よくあるのですが、病態的にはそれとよく似ていると、病理の先生にコメントいただきました。
今後は再発しないかどうか、見守っていかないといけません。でも、がんじゃなくて良かった…..
ところで、手術前に、うちの看護師さん達が
『ドラエモンなっちゃうの?耳無くなっちゃうの?』
と、とても心配していまいたが、仕上がりは↓の画像のような、ちょっと丸い可愛い耳になります。
もともとかなり耳が大きい子だったので、ちょっと切ってもあまり目立たず幸いでした。 ふるふる
2012.05.18
こんにちは~
またまたマエダマッキーですж
今回はフィラリアについてお話します
まずは上の画像をご覧ください笑
………みなさまだいたいフィラリアについてご理解できたでしょうか?笑
マエダマッキー作のフィラリアのお話グッズです
ちなみに全てフエルトで手作りなんですよっ
スタッフに意外とウケが良かったので嬉しくって日記にのせちゃいました+
本当は、私が担当させていただいているパピークラスのために作ったのですが、
日記を読んでくださっているみなさまにも少しでもフィラリアの事を分かりやすく
理解していただくために今回更新させていただきますっ
フィラリアはしっかり予防しないと将来的におそろしい事態を招く感染症の一つです
予防期間は蚊が出始めて1ヵ月後~蚊が出なくなって1ヵ月後までお薬を飲み続けることです〃
九州は5~12月まで毎月お薬を飲んで予防しますが、地域によっては12月以降も蚊が出る場合
もあります私の自宅も1月まで蚊がでるのでかなりやっかいです
12月以降も蚊を見られる方は、蚊が出なくなって1ヵ月後まで必ずお薬飲ませて下さいね=3
みなさま蚊は身近にいます!人間が刺されるくらい犬も蚊に刺されます!!
みんなで一緒に予防しましょーう
2012.05.17
2012.05.16
本来、ペットのごはんと療法食は似ていて異なるものです。
ペットのご飯は一般のお店でも販売できるもの、
療法食は獣医の指示のもと処方されるものです。
療法食は病気の治療や再発予防のため使われるものなので、
異なる使い方をすると危険が伴います。
実際にあった話ですが、飼い主さんが尿石予防のため、インターネットで購入されていた療法食、
これは一定期間のみ使用可で、老齢の子や膵炎、腎不全の子は食べてはいけないものですが、
長く食べていたため膵炎になってしまったことがありました。
本来、獣医がいる場所でしか売ってはいけないものが、市場には出回っています。
全て危険を伴うものばかりではありませんが、以下に示すように、多種多様なフードがあります。
これを読まれている皆さんも気をつけてくださいね。
二宮