パル日記

2014.05.28

小型犬の慢性腎臓病

こんにちは、獣医師の宮本です。

今回は、前回紹介しました”慢性腎臓病”で、ちょっと注意が必要な小型犬について紹介します。

前回、慢性腎臓病は血液検査でステージ分類をすると紹介しましたが、実は、小型犬は少し
違う事が分かっており、小型犬は、腎臓病になってもクレアチニンが上がりにくい事が分かって
います。

?クレアチニンって・・・、急に出てきましたが、クレアチニンは筋肉が作り出す物で、腎臓で
濾過されます。なので、腎機能が低下すると、身体に残ってしまうので腎臓病の数値として利用
されています。

小型犬は大型・中型犬に比べ筋肉量が少ないので、腎臓病になったとしても、クレアチニンが
上がらない事がある、