パル日記
2013.06.01
生まれつきの病気
先天性疾患とも言われますが、若くして病気と付き合わなければならない
つらいものです。
今回紹介するワンちゃんは、当時9ヶ月齢のヨークシャテリアで、本来繋がってないはずの
血管同士が繋がってしまっている病気でした。
一見、元気な子でしたが、避妊手術の術前検査でちょっとした数値の上昇から
疑いを持ち、精密検査(CT検査など)を進めて、肝門脈シャントという病気が見つかりました。
手術中のレントゲン写真
矢印の部分が、手術により血液の流れが正常化した箇所です
今は無事手術を終え、元気に過ごしています。病気がわかる前の元気を明らかに上回って。
この病気は気づかずに長い年月を過ごしてしまうと、
取り返しのつかないことになってしまうことがあります。
気づけて本当に良かったと思いますし、少しくらいの異常と軽視しないで
一緒に頑張ってきてくれた飼い主さんのおかげでもあります。
今はもう治っているので、今から幸せな未来を過ごして欲しいですね。
二宮